unIQueness ep1「IQと孤独」

「人の知能とは何か」を対談と映像で紐解く短編動画シリーズ「unIQueness」。episode1のテーマは「IQと孤独」です。


幸田直樹氏による解説

多かれ少なかれほとんどの人が孤独を感じていると思います。
他人と異なる性質・要素を認識した時、誰しも孤独を感じているはずです。孤独は常に負の感情というわけではありません。自己確立の要素として必須の感情ともいえます。特殊な趣味を持つ者が同好の士を集めても、その中でまた自分の異なる要素を探しているはずです。

一方、高IQ者の感じる孤独は「異質であること」、「受け入れられないこと」に集約されるかもしれません。

例えば、多くの高IQ者は心に病気を抱えています。この原因は複雑な精神性というより、差が受け入れられないこと、分かってもらえないことに原因があるように思います。相手が自分と同じ性質を持っていると仮定して接した場合、99%以上の確率でその仮定が外れるのです。

この齟齬はすべての状況で少しずつ精神的な負担になります。本来であれば不要である負担が常にかかっている状態と言い換えることもできます。また、この状態で生まれ、育っている本人では気づかないものです。私は、自身が高IQ者だと分かったとき、今まで分からなかった病状に病名を付けてもらった気持になりました。

高IQ団体に所属している多くの人が「楽になった」と答えるのは、上記理由からだと思います。

ちなみに動画中のおサルさんの喩えは、エヴァンゲロス博士から見るとその他の人達(私を含む)はおサルさんレベルではないか?というちょっとしたジョークです。エヴァンゲロス博士は別格すぎます。

私はIQ至上主義者ではありません。IQテストは多岐にわたる知能のほんの些細な一部分しか測定できないと思っています。